今話題の新型iPhone7は価格だけを見ると、最安値のモデル(iPhone7、64GB)をApple Storeで購入すると7万2800円(税別)となります。この価格帯のスマートフォンをAndroidスマホで探した場合、ほぼ高級機しか存在しないと言ってもいいほどの価格といえます。iPhoneはおおむね2世代は同じデザインを使用しており、その慣例からすると今回はデザインが大幅に変わるサイクルにありましたが、6、6sと比較してもデザインコンセプトはほとんど変わらないものでした。新しいデザインのiPhoneが欲しかった層からすれば、今回の7は期待外れだったと思われます。噂には上がっていましたが、3.5mmイヤホン端子(いわゆる普通のイヤホン端子)が廃止され、Lightningコネクタを充電・データ転送と共用するようになりました。製品同梱のイヤホンはLightning端子対応となっていますが、手持ちのイヤホンなどを接続するには同梱されている変換プラグが必要となります。しかし、充電しながら音楽を聴くことは現状では不可能です。AppleはiPhoneに限らず、このような「昔からある標準規格」を簡単に切り捨てる施策をよく取ります。音楽は自分のお気に入りのイヤホンなどで気軽に聴きたいとうユーザにとって変換プラグが必須となる状況は本末転倒となります。使い方によっては賛否両論のあるものとなりそうです。